強い企業は? | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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ロジスティクスや物流現場、日々報道されるニュースなどを直視したり斜に構えたりしてビジネスや社会生活のヒント、情報をちりばめます。

 経済はいい時があれば悪い時もあります。雇用環境も日々変わります。


 物流分野に於いてもその時々で大型倉庫物件が次々と建設されるときもあれば全くそのような投資はされず有り物件ですまそうとする時もあります。


 導入される設備機器類もそうです。


 自動倉庫や仕分け機など大型のメカニックを備えた倉庫がはやりのように次々と建てられるときもあれば、建屋だけあればその中で使い方を変えられるフリースペース的なものが流行になる時もあります。


 毎日の動きの中で一つずつ考えながら行っていく方法と、将来予測や目標を設定し大型倉庫を建設する方法もあります。


 ここは経営理念とでもいうべき高度の判断になるのでしょう。


 ただ、過度に作られたものは無用の長物になる可能性があるのが今の状況でないでしょうか。急速に経済がしぼんでくると全く持って必要のない施設になってしまいます。ただ成長の著しいときは機会損失を招くということもあります。


 企業活動全体においても同様のことが言えるのでしょう。


 ビッグスリーをキャッチしその上を目ざすという場合は目標設定型の企業活動になります。流通に於いても世界的市場影響力を持つため10兆円企業を目ざすなども目標設定型です。今、こちらのタイプは少し苦しんでいるようです。


 企業姿勢として目標設定型と積み重ね型、どちらが強いのでしょう?


 これだけは言えると思います。どんなお客様にも、どんな株主にも、どんな従業員にもすべてに答えるのは難しい、企業の個性は何かに焦点をあて個性をつくることでないでしょうか。


今日のキーワード

”お客様に答えられるのはの視点を大切に”