ロジスティクス・物流ニュースサイトの「lnews」で「 ニチレイフーズ/フェリー活用でCO2を20.8%削減、国交省より表彰」 というものがありました。
このサイトではロジスティクスや物流のニュースが広く提供され誰でもが閲覧可能です。
エコシップ・モーダルシフト事業は海運事業者と荷主企業が一体となって環境負荷が少なく省エネ・CO2削減に効果のあるフェリー、RORO船、コンテナ船、自動車船の利用を促進することにより、海上貨物輸送への一層のモーダルシフトを図ることを目的としたものです。
一般にトラックに比べ鉄道や船舶などは環境負荷が少ないとされています。急ぐ貨物でなければこちらにシフトしてはというものです。
今回のlnewsで報じられた取り組みは荷主であるニチレイフーズと3PL事業者のロジスティクス・プランナーがフェリー会社のオーシャントランスと共同で、平成17年9月より本格的に実施した九州(鳥栖)~関東(船橋)間での冷凍食品物流における海上輸送へのモーダルシフトを実施したもの。
モーダルシフト以前は冷凍トラック輸送が中心だったそうですが、製造加工工場のある九州から首都圏に運んだ場合、帰りは空車になることがあります。空で走ってもコストと環境負荷はかかります。仮に他の荷主と共同で使うとしてもすべて埋まるとは限りません。
そこでロジスティクスプランナーがフェリー会社と直接業務提携することで、空コンテナを移動する場合は船腹に余裕があるタイミングで行うことができるようになり「環境対応」と「コスト低減」を同時に達成したというものです。
平成19年度陸上輸送と比較してCO2削減量515トン/年、CO2削減率20.8%を実現という効果が得られたと報じられています。
詳しくは上記記事中のリンクからニュースをご覧下さい。
物流部門のエコへの取り組みにはいろいろな切り口があります。多くの企業が取り組んでもらえればと思います。
今日のキーワード
”船舶輸送へのモーダルシフトもある”