雑踏したスクランブル交差点。信号が変わると別方向からうまくすり抜けて目的側に移動する列のような筋ができます。これには法則に基づくものだそうです。
今日の朝日新聞の別販”be on Sunday”に載っている「日曜ナントカ学”で目にしました。
詳しくはそちらを見ていただくとして、確かに梅田の阪急百貨店とJR大阪駅間の交差点でも信号が変わると同時に(この大阪の交差点の暗黙のルールでは先行して変わる前から動く人がいるのですが・・・)見事に対向してくる人とぶつからないように渡りきります。自然に前に進む列ができます。それも同じ方向に進む前の人との距離間隔も適度に保たれています。
多分、上の歩道橋側から見れば何本かの筋状の列ができているのでしょう。
新聞ではあの渋谷の交差点の写真で見事に表現しています。
記事の中には、米国人プログラマーのクレイグ・レイノルズ氏の「Boid]というアルゴリズムで示したものが書かれています。それをみていただければルールが示されています。
もう一つは動物はなぜ群れるのかということが次のページで書かれています。これは生存競争の技であるというものです。アリの行列にはフェロモンが起因していることは知られたことです。単純に言えば巣からえさ場まで多くのありが通るところが最短距離になっているというものです。より多くの歩くところに多くのフェロモンが残されるから、そこをさらにたどることになるので最短のところが形成されてくるのだというものです。この原理を応用してカーナビ技術を進めているところもあります。
こちらは完璧に計算し尽くすのでなく多くのものが進む群れの法則というものでしょう。「まあまあ」の解というそうです。
社会法則か物理的なものかわかりませんが、ここから多くの考えさせられるものもあるのではと思った記事です。
今日のキーワード
”群れには群れる理由・法則がある”