新大陸発見以降のフロンティアとネイティブの関係、多くの話が伝えられています。
今、同様の問題が模様を変えた形で国内でも起こっているようです。新たな化学文明とでもいう環境に優しいとされる風力発電が絶滅のおそれのある猛禽類の生存を脅かしているとの記事が掲載されていました。
風力発電といえば自然の風を利用し環境に優しいとされる文明技術です。それが発する低周波問題などもありますが一般的にはそういわれる先進技術です。
他方で本来であればそこに生息する生き物にとっては慣れ親しんできた住環境に余分なものが入ってきたことになります。現にオジロワシなど国の天然記念物に指定されているが計14羽衝突死していたそうです。
風力発電装置は国の耐震基準が強化されたため最近では建設が滞っているようですが、これに自然保護という観点からの問題も含めてブレーキがかかっているようです。
環境省は鳥類の衝突事故が起こるリスクの高い地形などの条件を示した指針をつくるようです。
いすれにしても自然環境と技術の共存、双方に生き残る道を探るのが人類の取るべきものでしょう。
今日のキーワード
”文明をどう活かすかは、我々には問われること”