企業の評価は財務面で行われるのが通常の方法です。現在のような世界的な不況の時、その方法はやむを得ないのかもしれません。
しかし、この不況で立ち行かなくなる企業の中には埋もれた技術や優れた人材がいないと断定できるものではありません。
少し資金を回したり、その会社が持っているしくみの悪さを是正することで優れた力を発揮するようになるところも少なくないでしょう。
社内の人材の発掘でも同じことが言えます。
ある部署の成果が上がらないからといって、その部署に優秀な社員がいないとは断定できないでしょう。成果が上がっていないからといってその部署全員の解雇となるでしょうか。その部署の力を発揮できない何かの要因が強いから優秀な人材もまさに「埋もれた」状態になっているのでないでしょうか。
芽を摘むのではなく、育てるしくみこそ企業成長には重要でしょう。
不況期の今こそ縮みではなく成長を見ることが必要でないでしょうか。
今日のキーワード
”不況期にこそ考えるものがあるはず”