どうもいい数字を耳にしなくなりました。聞こえてくるのは元気を奪うような数字ばかりです。
経済産業省の鉱工業生産指数は10月分で生産、出荷とも前月比▲3.1%、在庫1.7%増、前年同期比では生産▲7.1%、出荷▲7.4%、在庫4.3%増とされています。
情報ソースは経済産業省のhttp://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result-1.html です。
それによれば
○生産の低下;輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、一般機械工業等であった。品目別にみると、普通乗用車、モス型半導体集積回路(メモリ)、駆動伝導・操縦装置部品の順
○出荷の低下;輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、一般機械工業等
有効求人倍率も「0.80倍」、完全失業率は3.7%という報道もありました。
ソースは日経ネットです。http://www.nikkei.co.jp/keiki/shitugy/
そのほかの指標を見ても軒並みで好材料が見られません。
特にこのところ毎日のように目にするのが車です。落ち込みの象徴のように報じられていますし、現実に関連企業の冷え込みは相当のもののようです。これも日経ネット。http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081129AT1D2809D28112008.html
とにかくこの低迷、「覚悟」が必要です。急速な好転は望めません。危機を乗り切ることに専念することになります。経済活動に於いては足元を固めることでしょう。コア事業を大切にすること、こんな時だからこそ雇用者を大切にすること、従業員すべての力を合わせることなど企業力をとことん追求することでしょう。
個々人も現況を悲観するだけでなく「覚悟」をもった生き方のようなものも必要でしょう。「覚悟」といえばいい意味にはとらえられないような気もしますが、自然や当たり前のことにも目を向け楽しむくらいの気持ち的なものから人間性を回復していくようなことと考えればどうでしょうか。
そうすぐには景気は回復しないでしょうから・・・。
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”どうしようもない発想は捨てる”