高島屋・阪急阪神 | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

ロジスティクスや物流現場、日々報道されるニュースなどを直視したり斜に構えたりしてビジネスや社会生活のヒント、情報をちりばめます。

 昨日、高島屋とエイチ・ツー・オーリテイリングが3年以内の経営統合を発表しました。関西に住んでいる人間にとっては高島屋、阪急、阪神と加えて大丸にはいろいろな思いがあります。


 呉服系都心型の高島屋、大丸に対し電鉄系ターミナル型の阪急、阪神という構図で、それぞれに個性を持った百貨店です。


 利用者の側も場面によって百貨店を選んできました。また、外商顧客など「○○さん」とひいきの百貨店と長く日常生活の中で付き合っているお客さんもいます。


 しかし、小売りに吹きすさぶ嵐と雨戸を閉ざした消費者の構図は個性のある百貨店といえども規模を整え、くぐり抜ける方策を講じなければならなくなったのでしょう。


 これも、全世界的な構図を見れば仕方のないことなのでしょう。


 いわば、共同で風雨をしのぐ強固な屋根と外壁を構えるということでしょう。


 ただ、部屋自体は昔の個性のある部屋にしておいて欲しいものです。それぞれのアイデンティティにファンもいるのですから。各部屋でアイデアを出し合い個性を発揮する、そんな百貨店であって欲しいと思います。


今日のキーワード

”個性はとぎすましたいもの”