どうもいただけないミスです。日経ネットを見ていると次のような見出しがありました。
「ねんきん特別便で再び記載ミス、1万9784件に誤り」
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080905AT3S0501A05092008.html
8月27日に発送した分の一部なのですが、約2万8千件の発送を委託した事業者が加入月数と納付月数を逆にアウトプットしていたものだそうです。
加入月数と納付月数ですから常識的に考えてもすぐミスが分かります。多い中にそれ以下のものがあるのが常識ですから・・・。
一つの問題は発注者は委託してしまえばそれでいいのかということです。これは、物流事業でもよくあります。コア事業以外は外部委託することが多いからです。その時の委託の仕方です。委託業者を信頼して負かすことになります。信頼するからにはそれなりの管理状態になっていることを確認して委託します。いわば発注側の目利きを十分行っているかという問題です。このあたりに甘さが見られます。
印刷時にアウトプットミスがあった。これは手順のミス、あるいはシステムミスとなります。共通のマニュアル的なものがあるのかどうかさえ疑わしくなります。
以下引用;「社会保険庁では「出力や封入作業は委託事業者に任せており、印刷後の内容のチェックはしていない」(社会保険業務センター)としている。」
ここに委託する時の甘さが出ています。別にチェックはしなくてもいいのですが、チェックをしなくてもいい体制ができているかどうかはチェックしておかなければいけないのです。
今日のキーワード
”委託する際は目利きを十分に行うこと”