企業の夏休みの時期が来ました。この期間を機械や設備の入れ替え、メンテナンスに充てているのが通例となっています。しかし、このところの経済見通しや企業の景況マインドを見ると本来の夏休み以外に在庫調整的な休み方をするところも出てきているようです。
在庫をできるだけ持たないというシステムに切り替えているところでは日々の調整でことは簡単にすみます。
そうでない量によるコストメリットを追求しているところほど在庫の持ちすぎ、作りすぎ問題が生じるようです。そして休暇による調整となります。
どうしても連続生産ライン方式をとっているところはそうならざるを得ないのでしょう。又、需要変動を吸収するために毎日、一定の量をこなさなければならないところも在庫を溜めて行かざるを得ないでしょう。そうしている内に熟れる見込みの内在庫が増えてくるという結果にもなってきます。
要は生産のしくみをどう組み立てるかによって「調整」の仕方が日単位か週単位かあるいは長期かというものになってきます。
このあたりが今、求められている問題ではないのでしょうか。
今日のキーワード
”調整幅の少ないしくみ作りをめざす”