物流センターで目にするのが不要品の在庫です。
不要品在庫には破損や汚損のためと明らかにわかるものから、一見してはわからない全く出荷されるあてのない在庫まで多くの理由があります。
在庫本来の目的である「将来出荷される、あるいは使われるのを待っている」という理由がなくなっているのです。しかし会計上は理由が少し変わってきます。在庫は資産として計上されるわけですから持っていれば価値があるものとして反映されれます。
この実際上は将来出て行くあてが無くキャッシュに替えることができないものが資産になっているというのは経営上は大きな問題です。企業体力判断を誤ることにもなりかねません。資産でなく「死算」といわれる所以です。
実際はこういった経営判断にまで反映する可能性のある「不要品罪庫」、それと分かった段階でとりあえずは別場所管理という方法をとります。そして、廃棄する、評価を落とし販売する、あるいは別利用をするなどにより早期処分が原則です。
えてしてこういう不要品在庫が問題を引き起こすことがあります。特に不良品としてすぐ廃棄されなかったものを誤って出荷してしまい大きな問題に発展することもあります。
又、通常の普通に流動している在庫の中に全く動かない在庫が存在する場合、管理上、作業上も結構、日々邪魔になってきます。これさえなければすんなりと出し入れができるのに遠回りをしたりします。
不要品在庫は経営判断、現場作業、双方ともマイナスになってきます。不要品と分かった段階で別場所へ移す、そして早期処分が原則です。
今日のキーワード
”不要品在庫はすぐ手を打つ”