モノの流れの中でよく見かけるのが「仮置き」です。
本来はそこに長く置く意図はなく、すぐに本来置かれる場所や出荷されていくものを一時的に置いておくのです。これが意図に反してず~っと置かれているのです。
このような現象が起こるところは、大抵は「管理不在」といっていいマネジメントレベルであることが多いようです。
ものの出処進退が明らかであれば本来、あるべき所に置かれたり出荷されていくのが普通です。一つの仮置きが長く続いているようであればほかにも9仮置き常態で置かれているのが発見されるのでないでしょうか。
あるべき場所やどこに置かれる品物か認識されていない、あるいはそもそもそんなルールなどないという常態でしょう。空いているところに詰め込んでおく、必用な時に探し求めて見つけ出すという状態でしょう。
ないようであるのがこんな職場です。
こういったところは、まず整理整頓からスタートです。ただ単なる「整理整頓」からではありません。働く人たちの考え方、そうです頭の中にインプットされたもろもろのあまい考えを捨てることとあいまいなものをきちんと並び替えるのです。これはモノの整理や整頓を行いながら意識改革をしていくことです。
結構、長い時間がかかりますが、この期間は時間を惜しまずじっくりと学ばせてあげたいものです。
今日のキーワード
”仮置きは管理不在につながる”