在庫削減施策の一つに「まとめ」があります。
分散しているよりもまとめた方が量を認識しやすいこと、管理の手間が減少すること、出荷の際の作業も早くなることなど「まとめ」効果は多いようです。
もう一つ、物流センターなど拠点数も「まとめ」を進めるいうのが上げられます。これも上の在庫品をまとめる効果に通じるものがあります。この場合は納入先へのリードタイムや輸配送コストとのバランスを吟味する必要がありますが・・・・。
流れの中での滞留はできるだけ少なくするのがいいのですが、どうしても各段階のつなぎ目ではバッファが必要になります。リードタイムや輸配送ダイヤなどの制約、季節商品などタイミング合わせのものです。
在庫削減はこれらをできるだけ少なくしようとするものです。
従ってまとめて見えるようにする、不必要な流通在庫、中間在庫はなくしていくという施策が選択されるのです。
この「まとめ」はジャストインタイムを行っているところでも見られるようです。サプライヤーから納入される材料や部品を直接、ライン側へ搬入していたものをPレーン方式によって工場の入り口部分にまとめて待機させるのです。ライン側には必要最小限の現在、製造しているもの以外はおかないのです。従って、ライン側在庫という概念は無くなります。工場入り口に小刻みな在庫を持つというものです。
こんなまとめ方であれば団子的な流れではないでしょう。ほんとうの「まとめ」効果が出るのでないでしょうか。
今日のキーワード
”まとめて滞留箇所を減らす、在庫を減らす”