高松市内の小学校の給食で賞味期限の切れたチーズが出され体調を崩した生徒もいたと報じられています。このチーズ期限を8ヶ月以上も過ぎたものとのこと。
普通、食品物流をやっていると賞味期限には敏感です。例えば製造日から賞味期限まで何日、日々残りの日数は何日、期限内でも廃棄に回すという所もあるくらいです。確かに通常の管理をしていれば期限が過ぎても食べることができるというのはあることも事実です。しかし品質管理意識としては最低レベルといえます。
市の立ち入り検査で期限の切れた商品は一般に流通する商品と同じ冷蔵庫に廃棄するまで置いていたと言っているようです。これだけで管理レベルの低さが分かります。廃棄処分するのであればすぐ廃棄が原則です。あれば間違いを起こすのが人間の常なのです。ここでは間違わないだろうという希望的な感情は厳禁です。
納入業者の社長の「我々の倉庫の管理ミスであり、2度と起きないよう十分なチェック体制を考えたい」とのコメントにもまだまだあまさが残るようです。誰がいつ何をするがまだまだ不十分亜要です。チェックの問題ではなく常に日付管理がなされ個々まで来たら廃棄、それも即、廃棄というように廃棄処分するまでの待機場所事態がないようにしないと完全な管理はできないでしょう。誰かがチェックをするのでなく倉庫や全社の方々が何をしなければならないかを身体で覚えすぐ動く、そんな体質にならないと同じミスを繰り返すでしょう。
今日のキーワード
”ミスを根絶するには体質改善を”