ゆるぬき | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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 四国、香川県は満濃池の「ゆるぬき」が6月13日に行われたと報じられています。


http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20080613000287


 満濃池は国内最大級のため池で毎年、中讃平野に灌漑用用水を供給し水田を潤します。今年の貯水量は1540万㌧で満水常態でのゆるぬきは4年ぶりとのことです。


 この「ゆるぬき」は讃岐平野の風物詩となっているものですが、ふと「ゆる」とは何かと思い広辞苑を調べてみましたが載っていません。土地の人が伝えるネットなども検索しましたが語源もはっきりしません。


 まあ、昔からなじんできた人には池の水を放出する際には開ける取水栓であることは分かるのですが・・・。香川県の各地に池が点在します。それぞれの池に「ゆる」というものがありますから・・・。栓をあければ水が出る、そんな構造になっています。


 地元の人にとっては「ゆる」は「ゆる」なのですが、見たことのない人には「ゆる」は「何?」でしかないのでしょう。


 何事も誰かのあたりまえのこでも人にとってはあたりまえのことではないことも多いはずです。やはり翻訳しわかり合える、そんなところから理解というものも広がるのでないでしょうか。


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”自分は知っていてもみんなは分かっていないことがあるはず”