今度は国内で最古級のほ乳類の化石が発見されたと報じられています。早速、兵庫県立人と自然の博物館のリリースを見ました。
http://hitohaku.jp/top/kaseki_news.html#sasayma1
発見場所は兵庫県篠山市の私有地、前白亜紀(約1億3900万~1億3600万年前)の地層から出てきたものです。
これは右下あごの化石で体長10数センチ、外見は体毛に覆われたネズミに近い姿と見ているそうです。97年に石川県で見つかった化石と同時期あるいはそれより900万年ほど古い可能性もあるとのこと。
真獣類へ進化する以前のほ乳類の姿を探る貴重な資料になりうるとも述べられています。
篠山といえば06年以降「丹波竜」の化石が見つかっており、今回の発見のきっかけをつくったのもそれを発見したのと同じ元高校教諭の足立洌さん。在野の研究家として兵庫県でも有名な方です。
この化石、15日から29日まで兵庫県立人と自然の博物館で公開されます。
大阪府の財政再建の施策では多くの箱物や施設が廃止や縮小が検討されていますが、こういった研究や展示施設をどう存続、意義あるものにしていくかも行政の責任でもあるのでしょう。
今日のキーワード
”古きをたずね新しきを求める”