今日の朝日の小さな囲み記事、「特派員メモ」。
西アフリカの内陸国「ブルキナファソ」からの報告におもしろいものを見ました。日中の気温は40度を超しサバンナというより熱帯雨林に近いそうです。
そこではいたる所で40mにも及ぶ大木の枝にマンゴーが鈴なりに実っているのを目にするようです。市場や露店、女性の頭にのせたサラの上などにもマンゴーが・・・。
人々も腹が減ったらマンゴーに手を伸ばしパクリ。ただし、一応、マンゴーの木の所有者がいるようで勝手にとって食べるのは違法行為となるようですが・・・。
ここで記事が言いたいことはマンゴーの産地ということではなくて、こんなに当たり前のように身近にあることによってどういう現象が起こるかです。
食糧価格の高騰の中でこのマンゴーは神の手が与えた自然の恵みにも見えるのですが・・・。
政府が稲作に力を注いでも灌漑などに費用がかさんで割高になりアジアからの安い輸入米に頼ってしまうそう。国民意識に「いざとなればマンゴーがある」となるそうで農業にはなかなか身が入らないようです。
何の苦労もせず口にできるものがあれば、それ以上の努力は必要ないというのが普通の流れなのでしょう。我々の意識の中にもこんな部分が少しはあるのでしょう。
「マンゴーの功罪」というタイトルでこの記事は書かれています。
今日のキーワード
“現在は将来を保証するものではない”