運送会社のサービスレベル問題、今や、宅配などではここで差が付いているとも言われます。一方の企業間の取引においてはどうでしょうか?
昔からの慣行で「軒下渡し」や「倉庫の棚まで納める」「現場のラインのそば」まで持っていくなど、いろいろであることが分かります。一概にどの方法がいいとは言えないのですが、それならばこれらのサービス部分が運賃に細かく計算されて反映されているかとなるとそれもはっきりとしません。
軒下渡しであればそれほど経験や熟練は必要ないのでしょうが、倉庫の棚に入れる、ライン側まで持って行くとなるとそうそう簡単にはできないでしょう。いわば納入先の従業員の方と同じレベルでモノの動きや配置まで考えておくことが求められます。
工場内のモノの流れは一つ一つムダを取っていくことできれいに並べることがどんどん進んでいます。とすればその前工程の運送部門ともきれいな形でインターフェースを作りたいと考えていくのも自然の流れです。問題は運送の場合は道路条件などもあり計算上の運行時間が保てないこともあります。どこかでバッファが必要でもあります。これをふまえた上で受け入れ側とドライバーさんのインターフェースをどうするかを研究していくことになるのでしょう。サプライチェーンの流れを作り上げていくには、このインターフェースづくりもおもしろいてーまであるのでないでしょうか。
今日のキーワード
“受け渡し部分におもしろいテーマあり”