昔の良さと地域の活性化の共存は難しいのでしょうか?
世界遺産登録された島根県大田市の石見銀山移籍のこの大型連休中の観光客の賑わい。地域活性化の呼び水になっているようです。
石見銀山は16世紀半ばから大正12年に閉山されるまで約400年採掘され一時は世界の銀算出の三分の一も占めていたところです。4月26日に公開が始まった最大規模の坑遺跡である大久保間歩では江戸時代の手堀りの穴を明治に入って拡げた跡が残り銀採掘の歴史を実感できるようです。
観光客の訪れは地域の活性化につながります。観光客と地元の人たちとのふれあいや交流も進みます。観光に訪れた方も昔を知りいろいろなことをかんじルでしょう。プラスの面が多くあることが分かります。
ここで気になるのが、それだけ訪れる人が多くなった時にどうしても環境破壊の原意ともなるものも付いてくることです。銀山地区への観光車輌の乗り入れは規制しパーク&ライド方式も採用していますが、地元の方はバスの振動や排気ガスで住環境が悪化したとの声もあるようです。
秋にもバス路線を廃止し歩いて見学をする、そんな方針が進められるようです。観光に訪れる方も「そういった場所」の良さを感じることも必要でしょう。
今日のキーワード
“活性化は一面では「退化」でもある”