コストはいろいろな活動の結果、発生したものです。
ものを作ったり運んだり、あるいはいろいろな事務、企画・・・・、諸々の人の働きは対価として支払われる給料などのコストが発生します。
もし機械などで自動的に生産が行われているとしても、その機械を購入した費用、機械を動かす燃料や電気、メンテナンスのためのオイルや手を入れる工具の費用なども必要です。
何かの作業を行うにしても土地や建物の費用もかかっていることが分かります。
このようにいろいろな活動の中にはいろいろな費用が含まれているといえます。
さて、一つの生産や物流あるいはサービスには個別の種々の活動が組み合わされて構成されています。
この個別、種々の活動がそれぞれいくらのコストがかかっているのか、それらの活動でいくらの何か(成果)を生み出しているのかなどの数量で割ってみると個別の単価を見ることができます。
それぞれの活動の組合せ、コストの組合せこそがしくみの中身を表すものです。これによって現状を把握し問題点を見つける材料になるのでしょう。
こんなツールがABC(アクティビティ・ベースド・コスティング)と呼ばれるものです。
今日のキーワード
”しくみを解析するABC”