問題発見ができるようになると誰しもがその問題点を解決しようとします。
この問題解決は何をもって解決とするかは答えはありません。職場の問題解決能力を育てていくには根本解決でなくてもいいのです。軽く浅くても常に解決する姿勢をもち、何らかの形で結論を見つけることです。
この過程でいろいろな経験をして考える癖がついてきます。人との協力も行うでしょう。何回、何十回と繰り返していく内にコツを覚えより高度な問題解決力もついてきます。
最も悪いパターンは難しく考えすぎて結論をえないまま投げ出してしまうことです。この場合には無力感と二度と手を出そうとしないというような結果になることもあります。
このあたりを指導者は心得て簡単な経験をさせるようにアドバイスも行うべきでしょう。問題解決力の育成には成功体験を積み重ねることでついてくるのです。チャレンジ精神を作るのもいいのですが何も残らないチャレンジはチャレンジという勲章しかありません。そのような難しいテーマの場合は回り道や一歩引いて再度挑戦といったようなことまで教えてあげることも必要でしょう。
とにかく易しいテーマを数多く完結するように習慣づけて上げてください。そうこうしているうちに難しいテーマにもチャレンジする力もついてくることでしょう。
今日のキーワード
“数をこなせば力もついてくる”