品物には、ほぼいつも一定の売上げを示すことはないでしょう。
需要があれば作る、需要が少なくなれば作るのを減らすというのが普通です。しかし、売れるときには最大限の売上げを求め売れない時のために蓄えるというのも普通になっています。
後者が年間ならして生産を行うという平準化の考え方でしょう。こうすれば機械や人を一定に保ちながらいつでも波動に耐えあれるということができます。
ここで問題になるのが生産と消費の時間を埋めるための補完機能、倉庫の役割です。自社でそれをカバーしようと思えば最大限の保管料にあわせた能力確保が必要になります。このための設備投資費用、維持費用もそう小さくありません。外部倉庫を時期に合わせて確保するにしてもそそううまく繁忙期のために確保できるとは限りません。
又、工場から倉庫への移動費用も発生します。これらの費用も製造原価として考えなければならないのでしょう。
この保管場所、能力問題も生産や物流を考える場合、大きな問題として取り組まざるを得ないと言うところが少なくないようです。
今日のキーワード
“平準化から物流問題を頼掘り下げる”