モノの移動は何となくムダに感じることが多いのですが、外出や出張など、人の移動はやりようでは有効な時間にすることができます。
通勤途中の新聞、読書などでの情報収集、出張であれば今ではパソコンの活用で事務所と変わりない仕事ができます。
そういった実務面での活用以外に社外の風景や都市、農村の家や四季の生活を観察することができます。事務所では接することのできない様々なことを目で疑似体験できるのです。
個の疑似体験が発想や思考の巾を広げてくれることがあるのです。何気なく入ってきた全く異なった世界の事象、現象、季節感というものは何か新鮮な感じで脳を刺激するのでしょう。
事務所では思いつかなかった問題解決のヒントが直線的に答えを求めていたときと異なり何らかのバイパスに導いてくれるのでないでしょうか。答えの入り口に空いている穴まで誘導してくれることもあります。
旅の効用の一つを仕事中の移動の中で活用することができるのでないでしょうか。事務所でのなんとしても結論を得るという突き詰め方ではなく少し余裕を持った時間にすることですばらしい答えが見つかるのかもしれません。
今日のキーワード
“移動時間を思考の違った切り口に使う”