連日のように続いた猛暑日、物流センターでも多くの問題がありました。
ある企業の通常倉庫は自然のままに任せた空調のない部屋です。品物については少々の温度変化では変質をするものではありません。この点では大丈夫なのですが、中で働く人たちにはこの蒸し風呂条件は体力的にもハードなものがあります。水分補給などもこまめにやっていたようです。いくら大丈夫と思っていても体力減退が心配です。又、幸いにも事故は発生しなかったので良かったのですが通常よりも思考力や判断力が鈍ってきます。このような人に対する問題が一つ目の問題点です。
荷動きでも微妙に通常の年とは異なっています。気温の3~5度の違いが需要動向に大きい影響を与えています。例年の需要動向が参考にならなかったのです。そこで滞留在庫、欠品発生などが多発しました。今日、出荷される商品を今日作るという体制ではありませんのでどうしても製造と需要の乖離現象が発生してしまったのです。
作業量に対応した人の配置も苦労したようです。荷動きが全く読めないのですからレイバースケジューリングでも実際に必要とする人工と乖離しました。
そのほかにも建物条件、トラックの運行面、受注部門の苦労など、いろいろな問題が発生した夏です。
ここにきて、やっと涼感を感じる日も出てきました。秋を迎えるのでしょうか。
秋は秋で、例年のような秋かどうか、冬を迎えても昨年と同じ冬とは限りません。日々のパターンは常に変わります。そして日本では季節が変わるのも自然です。
季節変動も一定のパターンにはまらないのも現在の地球規模の気象変動から来ています。
今日のキーワード
“季節変動にも精微なアンテナで対応する時代になっている”