風通しのよい職場、風通しの悪い職場、それぞれの職場でいろいろな現実に遭遇します。
上から情報を流さないというところ、下から情報が上がらないというところ、上からも下からも情報が流れないところ、横には流れないところなど多種多様なパターンがあります。
情報共有することによるメリット、デメリットを比較しても圧倒的にメリットの方が多いのでないでしょうか。トップシークレットと呼ばれるものでも実際にはみんなで共有する方が断然メリットが多いことが数多くあるのでないでしょうか。
例えばいろいろな失敗事例を秘密にしておくのとみんなで共有するのとを考えてみましょう。
失敗事例をある一部の問題としてそのまま公開しない場合。失敗を体験したものだけで対策を考えることになります。経験値から失敗の原因、要因に遡っていきます。失敗を体験した経験値でアイデアを出しますからその範囲が限られます。もし経験していない方が考えたとするとそれに縛られない新しい視野でアイデアを思いつくかもしれません。また、限られた人たちの失敗を自分たちの職場に置き換えて考えてみることもできます。
「失敗は成功の元」といいますがみんなの成功の元にもしてみたいものです。
いろいろな情報を共有できない職場はまず自部署ありき、全体は二の次発想からきます。上司部下の関係でもそうです。まず上司の存在ありき、部下は二の次発想です。上司は部下の力を何倍も引き出してこその上司でないでしょうか。
情報共有に否定的な企業、職場、上司と部下の関係などなど「風通し」の悪いところは空気がよどんでしまいます。心してあたりたいものです。風を遮る壁にならないよう常に注意も必要でしょう。
今日のキーワード
“情報共有、共通認識のメリットを!風通しをよく。”