改善チームなどの編成には難しいところも多くあります。
職場を知り尽くしているメンバーばかりだからうまくともかぎりません。ウマがあうもの同士だからというのも決定的にプラスになるともいえません。いつも言いあいばかりしている者が一緒になったから悲観的になることもありません。
似たもの夫婦がある代わりに全く趣味も性格も異なっているのに自分にないところに引かれて一緒になるケースもあります。それくらい人同士の関係は微妙な面があり、それが故に組織を統轄する方々は腐心をすることになるのです。
20人くらいの職場で3チームを編成するとしましょう
リーダー3名はそう苦労せずにリストアップすることができるのでないでしょうか。
問題はリーダーを補佐するサブリーダーです。リーダーの役割以上にこの方々が要になるとも言える場合もあります。
たかが6~7人、リーダーがしっかりしていれば問題なくやっていけるよという方もおられます。しかし、リーダーとメンバーの間にはどうしても溝ができやすいものです。なぜならリーダーは旗振り役、牽引役ですから前へ前へと進まなければなりません。他のメンバーは違う方向を向いていることもあります。
そこで補佐役としてのサブリーダーの役割です。
リーダーの意をくんであげ、しかもチームのメンバーへの橋渡し役を担います。時と場合によっては実質の推進者の役割も担います。従って結構人望も厚く調整のできる方が適任です。リーダも厚く信頼できる人がいいでしょう。
こんな方が望まれるのでリーダより選定が難しくなるのです。
チーム全体ではものの見方が異なった方々が集まるのは問題ありませんし、逆に大歓迎とも言えます。要はリーダーとサブリーダをどう組み合わせるかにかかっているとも言えます。
今日のキーワード
“チームには名参謀を”