個人情報 | 向井幸一のブログ

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個人情報保護が大事な時代となりました。社会情勢の変化があるので仕方ないと思いますが卒業アルバムに卒業生の写真、住所、連絡先が掲載されていた時代を経験してきた者としては不思議な感覚です。年賀状も自宅住所が知られてしまうのでださないという若者が増えていることからも個人情報に対する意識が変化しているなと実感します。

 

個人情報保護は大切であると思いますが健康保険証を廃止してマイナンバーカードに統一するとのことです。携帯電話の契約でも非対面契約の場合は本人確認はマイナンバーカードしか認めないことになりそうですね。将来的には運転免許証もマイナンバーカードに統合する予定のようです。しかし全ての個人情報を一枚のカードに統合するということが個人情報保護の趣旨に合っているのか不安になります。

 

ICチップに情報を集約するということはリーダーがあれば確認できることを意味します。読み取ってしまえばICチップを作成することは簡単に行えます。一枚のカードのICチップにあらゆる個人情報を集約するという方法は不安を感じますね。

本人確認を間違いなく行うためにはデジタル化するのではなく指紋、生体認証等によるものが確実だと思います。

 

デジタル化は日進月歩で技術革新が進んでいますのでICチップの偽造変造は技術的には難しくないと考えています。真に個人情報保護と本人確認を徹底したいなら指紋、生体認証等の方法によることが最も確実で有効であると思います。

予算を使ってシステムを構築するなら偽造変造がより困難なシステム構築をお願いしたいものですね。