老いとの付き合い方 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

人生100年時代といわれるようになってきました。若いころには老いというイメージはあまり良くないものでした。100年も生きるということは大変だなと感じていました。しかし実際に100歳まで生きる方は少なく男性であれば82歳くらいが平均寿命とされていますので100歳までのイメージが湧かないのは自然なことかなと思います。

 

特に日常生活を支障なく過ごすことができる健康寿命年齢は男性であれば72歳程度なので健康に過ごして残り10年くらい健康ではない期間を過ごすというイメージではないかと感じています。私も6回目の年男になり健康寿命年齢になりました。老いとの付き合い方も真剣に考え実行していくことが必要になっています。

 

老いていくうえで避けられないことは第一に喪失感であると思います。心身ともに喪失感が満ちてきます。職を失い、友人知人が減っていき、目標を失い、気力体力が失われていきます。老いに抗うことはできないですね。受け入れて上手に付き合っていくことが大切であると思います。喪失していくことを当然のことと受け入れて残されていることに感謝して継続することが大切であると考えています。

 

常勤で仕事ができることはキツイと考えるのではなく恵まれていると考えるようにしています。仕事があるので友人知人等も喪失しているという実感はありません。目標は20~30年という長期目標はイメージできなくなりましたが10年スパンくらいの目標はイメージできています。それらのことに感謝して日々を過ごすことが老いとの付き合い方ではないかと感じるようになりました。

 

喪失感を嘆くよりも継続できていることに感謝しながら社会参加していくことが平穏な高齢期の生き方であると思います。家族、仕事、友人知人等に対して感謝の気持ちをもって過ごしていきたいものですね。