賃金 | 向井幸一のブログ

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賃金が上がらないといわれていますが今年3月の賃金の総支給額は27か月連続で前年を上回っていたとのことです。しかし物価上昇分を考慮した実質賃金では前年同月比-2.5%となって減少は24か月連続という結果になっています。これでは給与が上がっても可処分所得が下がっているので消費は停滞しますね。

 

物価の上昇率は凄まじいものがあります。特に光熱費、食品等の生活必需品の上昇率が大きいので生活に直接影響が及んでいるのではないかと感じています。自給率が低い日本ではエネルギー、食品等の主要品目を輸入に依存しているので円安はたちまち価格上昇要因となってしまいますね。

 

今年度は企業が頑張って昇給を実施しましたが物価高に追い付くか不安ですね。また社会保険料、各種税も引き上げが予定されていますので可処分所得が増えればいいですが心配です。円安を止めるか減税により可処分所得を増やすことをしないと企業任せでは大きな成果は期待できないような気がします。

 

物価上昇により消費税収が増え、昇給により所得税が増えているので景気回復のためにも減税を果敢に実施してもらいたいものですね。