組織に属していると管理職という役職には最近の若者はあまりなりたくないという意識調査がありました。管理職になると責任が重くなり仕事量が増えるのに管理職手当が少ないことから非管理職でのんびりと仕事をしたいという方が増えているとのことでした。或いは管理職ではなく専門職として極めていきたいという気持ちもあるようです。
以前は幹部になり管理職になっていずれは役員へと希望する人が多かったような気がしますが意識が変わってきたのだなと感じています。私も公務員、一般企業で管理職を経験させていただきましたが責任が重くなることより裁量権が大きくなることの喜びが勝っていたと思いだします。裁量権が大きくなることで仕事の範囲は増えてより面白くなっていました。
管理職という名称から何となく部下を管理するというイメージがありますが実際は仕事を管理して結果責任を負うというのが正しい表現であると感じています。結果責任を負うので見合った権限を付与されて評価されるのが管理職であると思います。専門職の場合には自分の仕事範囲が明確であり結果も明確に表れるので管理職になって仕事を管理するより面白いかもしれませんね。
管理職になるとコミッションがなくなり手当になってしまうのでバリバリの営業職の場合には手取収入が下がるということもあります。
また転職がスキルアップの手段として当たり前という風潮になってきましたので一つの企業で幹部、管理職、役員へというモチベーションが下がっているのかもしれませんね。
管理職、役員を目指す人、転職してスキルアップ・収入アップを目指す人等がいると結果的に企業は優秀な人材確保のため待遇改善に努めることとなるので結果的に収入向上につながっていくのではないかと思います。
多用な仕事の取り組み方により労働市場が活性化していくといいですね。