マイナ保険証 | 向井幸一のブログ

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3月のマイナ保険証の利用率は5.47%と低迷していることから政府は医療機関に対してマイナ保険証の利用促進に努めれば10~20万円の一時金を支給することとしたようですね。一時金を支給して利用率を上げるより国民にマイナ保険証の利便性を訴求することが大切ではないかと感じています。

 

マイナンバーカードの交付率はポイント還元制度により一定の効果はあったようですが利用されないのでは無意味だと思います。現行の医療保険制度の問題点とマイナ保険証に移行した場合のメリットを国民に理解してもらうことが先決な気がします。

また個人情報を一枚のカードに集約することに対する守秘性、紛失した場合の迅速な対応等を丁寧に説明していくことが普及率の向上につながると思います。

 

そもそもマイナンバーそのものは全国民に付与されているものなのでカードに固執することなくマイナンバーを効果的に活用すればいいのにと考えてしまいます。制度創設時には「マイナンバーカードは重要なものであり紛失しないよう大切に保管してください」と周知されていたものなので持ち歩くことを想定していなかったのではないかと思います。

 

せっかく始めたマイナンバー制度なので効果的に活用してもらいたいと思いますがカードに固執する必要はないように思えます。

アメリカでは社会保障番号制度がありカードも発行されていますが原則としてカードは大切に保管するものとされています。番号により管理してタグ付けもうまく運用されていると聞いています。

 

ポイント還元、一時金交付等の手段により利用率の向上を目指すよりも利便性、守秘性を訴求していくことのほうが国民の納得を得ることができるのではないかと思います。

カードに依存するよりもナンバーを活用することを優先していただきたいですね。