金利 | 向井幸一のブログ

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長期間にわたりゼロ金利、マイナス金利政策をとっていた日銀が解除することが話題になっています。ゼロ金利、マイナス金利政策は尋常な状態ではなかったのでやっと正常化の第一歩を歩みだしたというところではないかと思います。

 

現在の若者はずっと金利がない社会生活を過ごしているので金利のある生活はイメージしにくいと思います。金融機関にお金を預けておけば金利収入が期待できるというのが世界共通の常識とされています。欧米では金利は年5%前後で推移しているので金融機関に100万円を預けておけば年に金利として5万円のリターンがあるというのが金利です。

 

以前の日本にも金利が5%くらいありましたので老後資金で一定額を保有していれば金利収入が生活の糧になるという時代がありました。日本だけが金利がない状態であったため円安が進行して輸入原材料・製品価格が上昇を続けていますので円安を止めることができれば物価高騰も少しは抑えることができるかもしれないと期待されましたが円安はさらに進み株高が続くという結果となっています。

 

ゼロ金利、マイナス金利を解除したくらいではインパクトが小さかったということかもしれないですね。金利の低い円を売って金利の高いドルを購入したほうが投資効率は高くなるので日本でも欧米並みの金利に戻す必要がありますが今後も金融緩和は継続するという方向なので当分の間は円安傾向が継続して結果的に株高という現状は変わらないのかもしれないですね。

 

金利は低いままに円安が加速して物価高が続くという現状はしばらくの間は継続することを覚悟しておいたほうがいいかもしれないですね。