健康寿命 | 向井幸一のブログ

向井幸一のブログ

高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

平均寿命は男女とも長寿化しています。元気で長生きは共通の願望であると思いますが元気で生活できる健康寿命という指標があります。日常生活を支障なく過ごすことができる年齢が健康寿命といわれており男性は72.1歳、女性は74.8歳とされています。

 

平均寿命までの期間を考えると男性では約8.8年、女性では約12.3年は健康ではない時間を過ごすという結果になっています。統計による平均結果なので個人差あると思いますが日常生活に支障がある生活時間が結構長いなと感じています。私自身も健康寿命に差し掛かっているので気になるところです。

 

周囲の同年配の方々をみてみると個人差が大きいなと感じます。元気にフルタイムで仕事をしている方、ゴルフのフルラウンドを毎週楽しんでいる方等の元気な方も数多くいます。一方で薬を常用している、日常生活行動に支障がある等の方も増えてきました。今後は健康格差が拡大していくのかなと思います。

 

先日、3歳年上の方とお話する機会がありました。30年来のお付き合いをさせていただいている方ですが現役の経営者でとても元気な方です。見た目では私のほうが年上ではないかと思えるくらい若々しくて活動的な方です。元気の秘訣をお聞きしたところ特段に何か運動をしているということはないとのことでした。

 

ただ毎日の通勤は片道4㎞の距離を歩いているとのことで25年間継続しているそうです。約40分で通勤しているそうなので時速6㎞になります。通常の歩行速度は時速4㎞といわれていますのでかなりの速足です。速足で歩くことを25年継続することで足腰が元気な状態を保っているようです。

 

足腰が元気であることが健康を長く保つ秘訣なのかと改めて痛感しました。速足で歩くことにより足腰が強くなり心肺機能が活性化して元気で活動的な生活を継続することができているのだなと感じました。日常生活習慣を工夫することにより元気を保つことができる実例を目の当たりにした気がします。

 

エレベーター、エスカレーター等は便利ですがこれからは階段を使ってみようと考えなおしました。当初はキツイですが少しずつ増やしていきたいと思います。人の手を借りなくて生きていくことができる期間を伸ばしていきたいですね。