健康保険証 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

現行の健康保険証が来秋に廃止されてマイナンバーカードに統一されるとのことですね。

先日、健康診断のためかかりつけのクリニックにいってきました。比較的大きなクリニックなので人間ドックも実施しており多くの来客があるクリニックです。

 

受付が混んでいたので何事かと先頭を見ると高齢の方が受付で戸惑っているようでした。杖をついた弱視の方でしたがマイナンバーカードのパスワード入力がうまくいかないようで困っていました。受付の方が手伝っていましたがパスワードについては扱いが慎重なので困っているようでした。

 

受付待ちの列が長くなって当該高齢の方は申し訳なさそうにしていて気の毒に感じました。結果的には従来の健康保険証の提示を求めて解決したようでしたが従来の保険証を持参していなかったらもっと時間がかかってしまったのではないかと思いました。

 

当社の管理する高齢者住宅でもサービス付き高齢者向け住宅の入居者の方は健康保険証はほとんどの方が自分で管理されていますが有料老人ホームではほとんどの方は健康保険証を管理事務所でお預かりして厳重に保管しています。お預かりすることはスタッフは慎重を期しておりルール通り金庫に厳重に保管していますが手間はかなりかかります。

 

来秋以降にマイナンバーカードをお預かりするとなるとスタッフの責任はとても大きくなり負担が重くなることが懸念されます。通院介助、緊急搬送等の際にはマイナンバーカードをスタッフがもってパスワードも責任をもって管理することが求められます。スタッフに対する研修が必要になりますし管理、扱いに関して厳重な方法を講じる必要があると感じています。

 

介護スタッフの負担は現状でも重くなっていますが事務負担、管理負担がさらに重くなるのは心身ともにストレスが大きくなってしまうと危惧しています。現行の健康保険証で大きな問題もなく運用できているのであれば廃止ではなく並立という方法を検討sていただきたいと思います。

 

健康に関する保険制度は誰もが使いやすい制度であってもらいたいですね。