ヒーローとは英雄を指すといわれています。先日あるテレビのクイズ番組で「世代別の自分にとってのヒーロー」を当てるという問いがありました。10代~80代まで世代別でヒーロー像と回答してもらうというものでした。
10代~70代では自分自身が悩んだときに勇気づけられたスポーツ選手、歌詞に感動した歌手、感動的な演技をした俳優等が順当にヒーローとして取り上げられていました。
そして80代の方々がヒーローとしてベスト1に挙げたのは「夫婦ともに配偶者」という結果でした。
番組司会者、ゲストともお笑い芸人の方でしたがこの結果に感動していたようです。80代の皆様は戦前生まれで敗戦を経験して焼野原となってしまった国土を死に物狂いで立て直してこられた方々だと思います。
お金がない、モノがない、何もないという時代に真剣に生きてこられた方々には自分を支えてくれた両親、配偶者は正にヒーローだったと思います。
80代になられて両親を亡くした方々にはやはり配偶者がヒーローと感じているのだなと思いました。現代とは異なり敗戦国から一人前の国家と認めてもらうためには一生懸命に働いて後継者を増やしていくことが日常であった苦しいけど子供たちのために今できる全てに対して真剣に取り組んでこられた皆様だと思います。
苦しい時代でも前を向いて頑張ってこられた80代の方には身近な配偶者の苦労が分かり、自分の苦労を分かってくれてともに歩んできた配偶者がヒーローであると感謝しているということが分かりました。最高のヒーローだと感じました。
そのような方々が晩年は安心して暮らすことができる世の中になればいいですね。安心して暮らすことができる住宅を提供していきたいなと改めて感じました。