女性の敵 | 向井幸一のブログ

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男女平等を掲げるオリンピックですが大会組織委員会会長の女性蔑視発言は国内に限らず国際的にも批判されて辞任に追い込まれてしまいました。今回の件で気になったのは男女平等を目指す中で女性の敵は男性、特に高齢男性の思想的なものかなと感じていましたが日本と世界を比較すると大きな違いがあると思いました。

 

男女平等を目指す過程では日本では障害になるのは男性ではなく女性なのかなと感じました。女性蔑視発言について諸外国では最も憤りを感じるのは女性です。しかし日本ではオリンピック担当大臣を始めとして女性国会議員がたくさんいますが憤りを表明する、辞任を求めるというのはほんの一部でしかなかったというのが実態です。

 

男女平等社会を目指すのであれば担当大臣、国会議員は女性として諸外国のように堂々と正論を述べることが必要だと思います。担当大臣すら続投を期待するような発言では男女平等社会の実現には程遠いのかなと感じました。男女平等社会指数では121位と低迷する日本ですが本当の障害になっているのは高齢男性のようにみえますが本当の敵は女性なのではないかと思います。

 

大臣、国会議員という重責を担う女性であれば国内外に向けてしっかりと意思表示をしていただきたかったと感じます。男女平等社会の実現に遅れているといわれる日本ですが東京オリンピックでは思い切った社会構造改革のチャンスであったのに残念です。本当の障害になっているのは何なのかもう一度見直していただきたいものですね。