東京オリンピックについて会長の女性蔑視発言に関してボランティア、聖火ランナーの辞退が続いています。本件に関して与党幹事長は発言は問題ないしボランティアの辞退は瞬間的のものなのでいずれ戻ってくる。不足するならまた募集すれば良いとの発言もありました。
平和とスポーツの祭典として4年に一度開催されるオリンピックでありながら迷走しています。コロナウィルス感染拡大により1年延期された東京オリンピックですが中止、延期を求める国民の声が高まっている中での騒動であり世界からも注目されていますが恥ずかしい現状ではないかと感じています。
トップに位置する方々のこれらの発言には敬意、感謝の気持ちが欠如しているのではないかと思います。オリンピック開催には特定の人だけでは決して成功しないと思います。出場する選手だけではなく大会関係者、医療ボランティアを始めとする善意ある国民の協力なくして成功は望めないと感じています。
善意の方が辞退するということには原因があると思いますが瞬間的のもので戻ってくるというのは不遜な態度だと感じます。善意の方が辞退するには自らの行為に問題はないか自省することが必要だと思います。不足すればまた募集すればいいというのも敬意と感謝の気持ちに欠けているといえます。
組織のトップに立つ者は常に謙虚であり全ての関係者に敬意と感謝の気持ちを表することが基本だと思っています。この気持ちをなくしてしまった瞬間にトップに立つ者の価値はなくなってしまうと思います。
当社のような小さな会社であっても経営者としてお客様、社員、関係者の皆様には常に敬意と感謝の気持ちをもって接することを心がけています。
前回1964年の東京オリンピックでは国民の気持ちが一つになって高揚感に包まれていたと記憶しています。それだけに今回の東京オリンピックの準備に関しては敬意、感謝の気持ちが欠如していて国民の総意ではなくなってしまったように感じることが残念です。
正しい方向に向かってもらいたいものですね。