真逆 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

緊急事態宣言が1都3県に加えて7府県にも発せられるようですね。栃木県には当社で管理する高齢者住宅が所在しているので気になるところです。感染収束効果があればいいですが政府の危機管理をみていると基本と真逆のことを繰り返しているような気がします。危機感の基本では

 

大きく構えて小さくまとめるということが大原則ですが1都3県から11都府県に拡大するという真逆の対策になっています。

20時以降の飲食店自粛要請をしていますが昨日あたりから昼間でも会食の自粛を要請しています。2週間前には一律に5人以上の会食自粛をお願いしているのではないと明言していたのに発言が迷走していますね。

 

ウィルスはそもそも夜行性ではないので20時以降の会食に限らず複数人数で会話すれば感染リスクはあると思います。時間で自粛をお願いするのであれば人数の制限をお願いしたほうが効果はあると感じています。一人で黙々と飲食していれば飛沫感染リスクは限りなくゼロに近づくと思います。疫学的に裏付けを示しながら効果的な対策を講じていかないと国民、経済も疲弊して感染は収束しないという最悪な事態になってしまうことが危惧されます。

 

短期間で「大きく構えて小さくまとめる」「悲観で準備して楽観にまとめる」という危機管理の基本通りに進めていただいたほうが収束は早いような気がします。有事にはリーダーの覚悟と分かりやすい情報発信と結果に対する責任をとるという姿勢が何よりも大事だと感じています。

国民には分かりやすく期限を切った対策について現状把握、分析、対応、結果について発信と行動をお願いしたいものですね。