ネットの匿名性 | 向井幸一のブログ

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ネットの各種掲示板では匿名で投稿できることからときには名誉棄損罪、侮辱罪に該当するようないじめに発展する場合もあります。埼玉県では学校でいじめにあった高校生が自殺未遂を図るという事件がありました。学校での物理的ないじめ行為に加えてネットでは被害者の実名を示して誹謗中傷が繰り返されるという結果になっていました。

 

被害者の親族はネット掲示板の運営事業者に投稿者の氏名の開示を請求しましたが個人情報の保護を理由に開示を拒否していましたが親族は裁判所に開示請求を求めた結果、裁判所からネット掲示板事業者に開示命令がなされて被害者に対して投稿者の氏名が開示されました。

 

被害者親族は今後民事請求をすると思いますがネットの匿名性を利用したいじめの防止につながればいいと感じています。他人を誹謗中傷する場合には自分の氏名も堂々と公表しながら自己責任でやってもらいたいと思います。自分は匿名で相手の氏名を公表しながら誹謗中傷する行為は卑怯であると感じています。

 

ネット社会には情報収集の利便性、情報伝搬の早さ等の便利なこともたくさんありますが他人を傷つける行為も散見されます。ネットの有益な機能を活用することは大事ですが他人を思いやる気持ちをもって活用していただきたいですね。