介護職の転職 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

昨日はサービス付き高齢者向け住宅の介護スタッフで転職された方とお話ししました。先月までデイサービス併設のサ高住で働いていたそうですが経営方針にどうしても納得できないので退職して同一市内の別のサ高住に再就職したとのことでした。退職したサ高住では併設のデイサービスを毎日利用することになっていたそうですが運営方法に納得できなかったとのことで内容は

 

・入居者は全て要介護認定を受けている生活保護受給者

・日課時限が決まっており朝食が済んだら全員デイサービスに移動

・夕方までデイサービスに滞在する

・介護保険サービスを利用するが限度額を超えてもデイサービスに移動させるが無料サービスになっている

・入居者全員が限度額いっぱいの介護保険サービスを利用している

 

というようなものでした。経営方針は「弱者に光を」というものだそうですが人というより物のように扱っていたとのことでした。生活保護受給者なので自己負担なしでサービスを利用できるため社会に有益な事業であると社員教育していたそうですが納得できないので退職に至ったそうです。

 

かなり乱暴な業務を実行していたようでお客様のクレーム、職員からの内部告発、等が多いようですが入居者紹介をしているのが保険者なので黙認しているようです。管理者からは「本来であれば市町村が提供すべき住宅を自分たちが代わって提供したあげている」と社員に話しているそうです。

 

自分の親には絶対に入居してもらいたくないと考えて同一市内のサ高住に転職したとのことです。再就職したサ高住では主に外部サービス事業所からのサービス提供を実施しておりお客様の自由な選択が担保されているのでやりがいを感じているそうです。

 

介護スタッフは真剣に仕事をしてくれています。適正な業務をしていきたいと考えています。高齢者住宅では快適な住空間、お客様の選択の自由は最低限度でも充足して住替えて良かったと思っていただける住まいが増えていくことを願っています。