認知症行方不明者 | 向井幸一のブログ

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昨年、認知症が原因で行方不明として警察に届けられた人数は15,432名で前年より3,224名増えたとのことです。発見された事例が大半ですが死亡していた方は471名とのことです。高齢者が増えているので件数が増えることは仕方ないかもしれませんが悲しいですね。

 

対策として地域での見守り、GPS活用による所在確認等が必要であるといわれています。地域社会での見守りは昭和30年代、40年代であれば自然に行われていましたが核家族化が進んでいる現在では難しいかなと感じています。

 

GPSによる所在確認は合理的な手法であると思いますが身に着けて外出することが必要です。また機械に見張られているような感じもします。人生の晩年に行方不明になってしまい最悪の場合には死んで発見だれるというのは非常に残念だと思います。

 

アナログ的な発想ですが地域社会で見守るという街づくりができればいいなと考えています。高齢者に限らず子供が犯罪に染まらない、被害者にならないためにも地域社会の見守りは有効で大切なことではないかと思います。

 

ただ現在は「知らない人に声をかけられたら逃げる」「挨拶されても無視する」というような躾があるようなので無理かもしれないですね。人情味がない社会になってきたような気がしますね。