高齢社会白書 | 向井幸一のブログ

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2017年版の高齢社会白書が公表されました。白書によると高齢者の83.4%には子供か孫がおりそれらの高齢者のうち20.8%は子供、孫の生活費の一部又は全部を負担しているとのことです。何だか時代を反映しているのかなと感じました。

 

日本は古くは「老いては子に従え」「隠居生活」等の言葉があるように高齢期は子供の言うことに従い隠居すなわち隠れて居る等のイメージがありました。住宅でも隠居部屋という存在もあり高齢期はのんびりと生活する楽隠居のような雰囲気であったと思っていました。

 

高齢者が強くなったのか或いは若者が弱くなったのか分かりませんが両親、祖父母からの生活援助を受けている例が増えているようですね。高齢者の皆様は敗戦日本を立て直してこられた強い世代なのかもしれませんね。

 

海外からエコノミックアニマルと酷評されて年間3,000時間くらい働いてこられた方々です。短期間で敗戦国をGDP2位の経済大国まで成長させてきたバイタリティのある方々だと思います。高齢期になっても子供、孫の生活費負担をすることができる世代なのかもしれません。

 

できれば老いた両親、祖父母の生活を支える、援助できるような気持ちをもって生きていきたいですね。両親、祖父母を敬って大切にする世の中になってもらたいと願っています。