感謝 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

介護職の不足が課題となっています。介護職不足により入所をお断りしている介護施設、廃止した介護施設等が散見されるようになってきました。箱物はあってもソフトサービスの担い手がいないために受入れができないという施設が増えています。

 

当社もスタッフ不足は深刻ですが現在働いていただいているスタッフには感謝の気持ちでいっぱいです。少ない人員でサービス提供しているので一人当たりの負担は大変重くなっています。夜勤でありながら早めに出勤する、夜勤明けでありながら残ってサービス提供するというスタッフもいます。

 

パート社員で年収制限のあるスタッフは朝夕の食事サービス時間のみ出勤してくれるというスタッフもいます。感謝の気持ちでいっぱいです。何とか待遇改善したいと思いますが介護スタッフの収入原資である介護報酬は減算続きで対応が厳しくなっています。結果として一人一人の負担が増えてしまい離職してしまうという現状になっているのかなと感じています。

 

外国人スタッフによるサービス提供を業としている会社の社長と先日お話ししましたが日本の介護職の給与では外国人からも魅力ある職種ではないという判断が多くなってきたとのことでした。外国人を募集しても応募が少ない、就職しても待遇がいい職種に転職するという傾向があるそうです。

 

政府は介護職の評価は決して高いものではありません。女性が多い職場ということもあって介護報酬は減算の一途です。処遇改善加算をしていますが単年度の措置であり安心して永く働こうというモチベーションにはつながらないと感じています。

 

このような現状の中でも過酷な勤務に耐えてくれて、お客様の笑顔に笑顔で反応してくれる社員には感謝の気持ちしかないですね。先日、サ住協の会員企業の方が見学に来られましたがソフトサービスが重要でありスタッフの対応がお客様満足度に直結することをお話ししました。

 

最後に「手前味噌ですが当社スタッフは日本一です。高齢者住宅事業はスタッフに支えられていることに感謝して日々の業務に取組んでいただきたい。」とお話ししました。

介護職の皆様の評価が少しでも上がって待遇改善につながるような介護保険制度にしていただきたいですね。