公示地価 | 向井幸一のブログ

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公示地価が発表されました。地価の下落に歯止めがかかったようで商業地では前年比1.4%の値上がり、住宅地では前年並みとの結果でしたね。商業地に関しては外国人観光客が多い地域での地価上昇が目立ったようです。

 

ただ中核になる街では地価が上昇しましたが人口減少が大きい地域では値下がりにブレーキがかからないという結果です。三大都市以外で札幌、仙台、広島、福岡の上昇率が高いですね。外国人を始めとして観光客の吸収が成功した街とそうでない街の格差が拡大したようです。

 

人口減少社会では仕方ないことかもしれませんが二極化が顕著になってきたかなと感じています。大きな流れの中でコンパクトシティ化は自然な結果かもしれないですね。公共インフラの維持のためにも集住は当然の結果ではないかと思います。

 

街の機能を維持するためには一定の人口が必要です。中でも若年者特に子供の人口は今後の課題であることは間違いないと感じています。働き方、生き方を再考する時期だと思います。少子化を止めるには行政の力だけでは不十分であり最終的には個人の生活観、価値観、生き方に関わってくると思います。

 

魅力ある街づくりによって人が集まってくる環境が必要だと思います。外国人観光客の増加には経済効果はありますが永続するかどうか不透明です。2020年の東京オリンピックをピークに外国人観光客も減少するという見方もあります。円高になっても減少すると思います。

 

内需を拡大するような環境と街づくりが大切になってくるのではと感じています。若い人たちが将来の不安なく安心して生活できるような国を目指していきたいですね。