保育所新設 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

不足する保育所の新設には地域住民の反対があって開設できないという事例が散見されます。東京の吉祥寺でも昨年の新設保育所について地域住民の反対により建設を断念したというニュースがありました。本件では地域住民代表とされる女性が記者会見まで開いたので記憶に残っています。

 

ところが全く同じ女性が保育所新設の陳情を行いましたが市は不採用と決めました。詳細な立地条件は不明ですが自宅近隣では反対、離れた場所であれば賛成という住民女性に対して市は不快感を示しているとのことです。

 

保育所新設に住民運動を起こして記者会見まで開いておきながら別の立地であれば作って欲しいという陳情には理解できませんね。東京は待機児童数が日本一多いとされていますが住民の反対運動が強いのも東京の特徴であると思います。少子化、高齢化は社会全体の問題と考えて総合的な対策が必要であると感じています。

 

以前は高齢者施設の新設に住民の反対運動が起きて計画を断念するという事例が散見されましたが保育所にも同じ傾向があることが悲しいですね。自分の生活圏にできることは反対、生活圏でなければ賛成というのでは新規開設できる地域は少なくなると思います。他人事ではなく自分の問題と考えて地域社会の活性化を図るという大局的な考え方が必要になるのではないかと思います。

 

保育所、高齢者施設は迷惑施設であるという風潮が情けないと感じてしまいます。