内閣府の若年者から高齢者まで含めた意識調査によると認知症対応で国民が国に期待することは「施設の増加」とのことです。
一方で自分自身が認知症になった場合には住み慣れたところでサービスを受けながら家族に迷惑をかけない生き方を望んでいるとの結果です。
高齢者の認知症は一定数は発生する避けて通ることができない道なのかもしれないですね。
認知症の方への施設整備は必要だと思います。施設は建物を造ることはそんなに難しくないと思いますが生活を支えるためのスタッフの確保は容易ではないと感じています。
介護現場で働くスタッフが自信と誇りをもって仕事ができる環境作りが大切であると思います。
箱物はいつでも造ることができますが維持管理していくための人の育成は時間がかかります。65歳以上人口は国民の4人に1人まで増えています。60歳以上人口まで拡大すると国民の3人に1人という現状です。
自立した生活を継続したいというのは万人の願いではあると思いますが要介護状態になった場合の備えとして医療・介護保険制度があります。制度を支えるのは人だといえます。
コンクリートへの投資は短期的な景気浮揚効果はありますがサービスを提供する人を育てることを実行していくことが最も大切だと思います。
国の投資は「コンクリートから人へ」と転換すべき時期にきているのではないかと感じています。
高齢者はいずれ誰しもいく道であり高齢期の安心は若い人たちも望んでいることだと思います。
将来の安心が現在の活力を生むものと考えています。
国民が安心できる将来ビジョンと政策に期待したいですね。