輝く女性像 | 向井幸一のブログ

向井幸一のブログ

高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

政府は女性の社会進出と活躍を期待して輝く女性像を目指せと言っていますが何となく違和感を感じます。1億総活躍も空虚な感じがしますが輝く女性像をワンパターンで表現してしまうところに働く現場を知らないのではないかと思ってしまいます。


正社員としてフルタイムで働きながら、結婚して子供を二人以上産んで、保育園に預けて、管理職を目指して定年まで働くことが輝く女性像としていますが果たしてそうなんでしょうか。私の周囲にも様々な女性がいますが個性をもって充実した日々を笑顔で送っている女性は本当に輝いていると感じています。


正社員でなくパートで扶養控除の範囲で働く、自分の特技を活かして働く、シングルマザーでも頑張っている等の多種多様な生き方をしている女性が数多くいます。保育園等の公的機関を使うことなく子育てに専念している女性もいます。その人の置かれた環境で一生懸命に生きていくことが輝くことにつながるのではないかと思います。


女性を一つのパターンを理想として企業にも管理職30%以上という数値目標を設定していくことにも不自然さを感じます。男女を問わず管理職を目指す人は目指せばいいし、特技を活かした専門職を目指すことも自由だし、独立して起業を目指すことも自由であると思います。


国は安心して暮らすことができる社会を実現できる政策を進めることが任務であって数値目標を設定するだけでは結果は期待できないのではないかと考えています。

安心して結婚して出産して子育ては楽しいものであると実感できる社会作りが必要であると思います。


現在の高齢者の皆様は子供を3人以上育てて、年間2,400時間働いてこられた皆様です。年間1,800時間しか働かないで豊かな生活が実現できるとは思えません。高齢者の皆様が現役時代に一生懸命頑張ってこられた結果が年金にも反映されているのではないかと思います。高齢者の皆様に学ぶことは多いと考えています。


高齢者住宅事業を通して高齢者の皆様から学ぶことが多いですが今後も需要を先取りしながら選ばれる住まいを提供していきたいですね。