お客様相談窓口では毎日多くのご相談を受けています。高齢者住宅に入居されているお客様のご家族からのご相談が最も多く内容も様々です。最近は契約に関するご相談が多くなっています。サービスに関すること、料金に関することが多いですが「原状回復」に関するご相談が増えてきました。一般の賃貸住宅と同じような傾向があります。
原状回復をは退去する場合にお部屋の修繕費用を貸主、借主のいずれが負担するかで疑義があるようです。
・敷金の返還がない
・ルームクリーニング料金を請求された
等のご相談があります。
賃貸借契約では敷金は預り金であり全額返還することが大原則です。ルームクリーニング料金は貸主負担になります。一般の賃貸住宅では常識となっていますが高齢者住宅では医療・福祉・介護事業者の方が貸主になっていることが多く不明な事項もあるようです。
お客様からのご相談が増えることはいいことだと思っています。市場が成熟してきた証ではないかと思います。
今週は医療・福祉・介護事業者の皆様に向けたセミナーの講師を依頼されています。
実地指導・監査対策と賃貸借契約に関する注意事項についてお話しをして欲しいとのことです。
高齢者住宅は適法に管理することは当然のこととして適正に公平に管理していくことが必須であると思います。
拘束、虐待等は論外として住み替えていただいたお客様に良かったと思っていただけるような管理運営を進めていきたいと思っています。
適正な高齢者住宅が増えてくれればいいですね。