生涯現役 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

今朝のテレビ番組で「生涯現役」を目指している高齢者の皆様のご紹介がありました。

70歳代、80歳代の方々が紹介されていましたが皆様は活き活きとして仕事をされている様子でした。

現役で働くということは元気であることが大前提なので一番喜んでいるのは高齢者本人とご家族だと思います。


高齢者医療費が社会保障費の増大には一番の原因だとされていますが一人当たり高齢者医療費が最も低い県は長野県で最も高額な県の半分以下に抑えられています。長野県の特徴は高齢者の就業率が日本一であるというところです。即ち長野県は元気で働いている高齢者多いので結果として高齢者医療費も少なくて済むということになっています。いわゆる「病院にいく暇がない」ということではないかと思います。


元気で高齢期を過ごすことは万人の願いだと思います。年金をいただいてのんびり暮らすこともいい老後かもしれませんが体が動く間は元気に就業するというのも高齢期の生き方として素晴らしいことだと思います。それぞれの職場で若い人たちと融合して成果を上げている事例が紹介されていました。高齢者がもつノウハウ、経験、人脈は有効に活用したほうがいいのではないかと思います。


ただ以前の高齢者は「健康管理のために働く」という方が1位でしたが現在は「生活が苦しいので働く」という方が1位になりました。働かなければ生活ができない高齢者が増えていることも事実だと思います。

できれば明るい動機で生涯現役を貫いていくことができればいいなと願っています。

同級生では既に年金暮らしで「図書館通いと犬の散歩が日課」という友人もいます。私のように生涯現役を通すという生き方とどちらが正解ということはないと思います。


高齢者の過ごし方が本人の自由な選択によって進むことができるようになればいいと思います。