在宅ケアの要 | 向井幸一のブログ

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高齢者住宅の管理運営をしている高齢者のブログ

在宅生活を継続するためにはケアマネさんの存在が大きいと思います。お客様のことを本当に考えて最善の環境作りのためのプランを作ってくれるケアマネさんに出会うことが一番だと思います。

高齢者住宅における「囲い込み」「過剰サービス」は必ずケアマネさんが介在しています。介護保険の目的である「自立支援」「尊厳ある介護」「普段通りの生活の継続」ではなく特定の事業所の売上を最優先するというケアマネが存在します。


先日、厚労省の方と打合せして不適切事例を教えて欲しいとのことなので私が知っているところでの不適切事例をお話ししたところ大変驚いていました。改善のため都道府県、市町村に指示しても思うように動いてくれないという悩みがあるとのことです。私からは

・故意に不適切事例を発生させたケアマネの資格停止

を進言しました。


経営者は売上、利益優先になるかもしれませんが専門家であるケアマネはお客様のためのプランを作成するのが仕事といえます。経験して勉強して試験に合格して資格を得ているので正しく介護保険制度を運用していただきたいと思います。


当社の高齢者住宅には外部の様々な事業者の方にご協力いただいています。ケアマネさんも多様な方々にサービス提供していただいています。お客様が元気になれる、自立心が醸成されるようなプランを作成していただき成果を上げているのではないかと思います。

それでも数多くのケアマネの方の中には「おやっ?」と思ってしまう方もいます。

ご家族の意見・了承を得ない、特定の事業所のサービスに集中する等不自然な状況があり結果として個人負担分だけでもかなりの高額になってしまっている方もいます。


ケアマネは変更できるのですが威圧的なケアマネでご家族も変更を言い出すことができないとのことです。介護保険制度上では本人又はご家族がケアマネを選ぶことになっているので住宅管理者は意見を述べることができませんが次回は厚労省に提案してみたいと思います。お客様の日常生活を最も身近でみているのは住宅管理者、コンシェルジュのスタッフだと思います。


医療・介護サービスは施すことではなくさせていただくサービスであるべきと思っています。

ご協力いただいている周辺事業者の皆様と一緒になってお客様の元気と笑顔で満ちた住宅にしていきたいですね。