この時期、こちらの写真のような見た目で、猛烈にかゆみがある「毛虫皮膚炎」の患者さんが多数受診されています。
毛虫皮膚炎の原因は、チャドクガの幼虫が持つ「毒針」であり、やっかいなことに、この毒針は風に乗ってフワフワと飛んでいき、直接肌についたり、毒針がついた衣類を着たりすることで発症します。
チャドクガの幼虫は、主にツバキやサザンカの葉にいるので、これらの木の近くで作業することや、衣類を干したりする時には十分注意しなければなりません。
もし毛虫皮膚炎のような症状が出てしまった時には、なるべく早く皮膚科を受診することをお勧めします。
今年は5月中旬から急に気温が上昇したためか、例年よりも毛虫の発生数が多くなったことで被害者が多い印象があります。
みなさま、どうぞご注意ください。